SWANSONG

何故、歌い続けているのだろう
願うたび傷む 灼け衝く翼を抱いて
最後にくれた君の言葉が
今も 風に乗る 私を壊す

あなたみたいになりたくて 同じ景色を見たくて
震える手を伸ばした……それがはじまりでした
届くような気がして ただ夢中で追いかけた
探し続けているけど、まだ
わからないの

あの日の憧れは どこまでも私を強くしてくれる
けれど迷えば容赦なく突き落とされるの
こんな気持ちにさせたのに
抱きしめてはくれないの
気まぐれ雨模様
彼はとても嘘つきです

パノラマの空 連れだしてくれた その手掴み
ずっと待っていた
傍に居られるのなら
堕ちていくだけでも構わない
そんな叶わぬ恋をした

あの日出会っていなければ
酷く穏やかな 凍て吐く鳥籠の中
生きていたんだ 幸せな日々を
疾る矜持《いたみ》さえ 知ることもなく

“鳴き方を知らず 生まれた白鳥は
果てる時だけ美しい歌を響かせて 飛び立つ”
きっとその歌声は、抗うように 償うようにー

星座の向こう 超えていくような その背中を
追い翔けて 今日も 私になれる
誰にも掴めない無常の空は
藍い瞳をしていた

歌い続けているんだよ
願うたび傷む 灼け衝く翼を抱いて
ひとりきりの舞台
「ありがとう」
今も 君を 愛している

何故、歌い続けているのだろう
願うたび傷む 灼け衝く翼を抱いて
最後にくれた君の音楽が
今も 風になる 私を焦がす

聴こえていますか
その腕の中
今も 傍で眠る 夢を見る